トップページ | シラバス |  
 
    授業内容詳細

 演習ⅡB
   Seminar ⅡB in Law and Politics
授業科目区分
法学部専門教育科目・演習
担当者 髙野 祥一(准教授)
グレード G3
テーマ 情報公開制度・個人情報保護制度の理論と実務
キーワード 個人情報保護法,個人情報保護条例,情報公開法,情報公開条例,知る権利,アカウンタビリティ,自己情報コントロール権,マイナンバー,特定個人情報,匿名加工情報
開講年度
2018
開講時期
配当年次
3
単位数
2

授業の目的及び概要  山形県の金山町が1982年3月に全国初の情報公開条例を制定して以来、我が国の情報公開制度は、自治体が先行する形で約35年間に及ぶ運用実績を積み重ねてきています。一方で、個人情報保護法制についても、住民基本台帳の電算化に伴う市町村の電算条例が出発点であり、1973年6月に徳島市が電子計算組織運営審議会条例を制定し、自治体が先行して制度を運用してから40年余が経過しました。
 これら二つの制度は「車の両輪」と例えられることも多いのですが、情報公開制度は行政の説明責任の全う、透明性の確保、住民参加の促進等を目的として行政情報を広く公開するものであるのに対し、個人情報保護制度は個人の権利利益の保護を中心として、本人に自己の個人情報の開示、訂正及び利用停止を請求する権利を付与し、自己情報のコントロールの保障を図るもので、趣旨目的を異にします。
 そこでこのゼミでは、主に個人情報保護制度について、その基本原理や手続、制度運用等について検討し、公務員として制度を運用する立場のみならず、住民等として制度を利用する立場にとっても有益となる実務に役立つ知識の修得を目指します。
 なお、近年マイナンバー制度の導入、個人情報保護法等の改正が行われたことから、これらに関するタイムリーな問題についても取り上げることとします。
履修条件 特になし。
科目の位置づけ(DPとの関連)  このゼミは、法学部の専門教育科目の演習であり、学位授与の方針(DP)に定める、学生が本学における学修と経験を通じて身につける知識や能力のうち、以下に該当します。
1. 自由、平等、民主主義などの価値原理を基礎とする、法と政治に関する基本的専門知識を体系的に理解している。
3. グローバル化する現代社会の一員として、他者と協調・協働できる能力を身につけている。
4.論理的な思考力と豊かな表現力とともに幅広い教養および実践感覚を身につけている。
また、教育課程編成・実施の方針(CP)に基づくカリキュラムの公務員コースに該当し、「行政職および警察・消防や教員を目指し公務員採用試験に合格すること」を目的とします。
学修の到達目標 ①情報公開と個人情報保護の法制度について理解を深め、それぞれの制度的課題について 的確に検討・分析する能力を修得する。
②他の受講者と協力して検討や報告を行うことにより、社会活動において必要なコミュニ ケーション能力、プレゼンテーション能力を身に着ける。
授業の方法  初回のオリエンテーションでグループを組み、それぞれのグループが報告を行う特定の個人情報保護制度に関するテーマを決める。実際に国や身近な自治体の個人情報ファイルや個人情報取扱事務登録簿を参照し、その結果を踏まえて検討・報告を行うことを推奨する。各回の報告では、担当するテーマについてグループとして制度的課題を抽出し、それに対する解決策を提案するとともに、関連する判例がある場合には合わせて報告を行う(レジュメを作成すること。)。当該報告に基づき、受講者全体で質疑応答、議論を行う。議論の成果については、担当グループとしてレポートを提出する。なお、各回のテーマ、報告の順序は、受講者の人数、負担、議論の進行状況等を踏まえ、変更されることがある。
授業外の学修(予習・復習等)  情報公開・個人情報保護制度の概要、手続等について、参考図書等で予習をしておいてください。各回の授業では、各人に必ず発言を求めますので、予習をしておかないと議論に参加できません。
 また、各テーマには関連・共通する事項がありますので、各自前回までの議論を踏まえて発言を行うように心がけてください。したがって、十分な復習が必要となります。
テキスト・参考書  各グループが作成したレジュメに基づき授業を進めるので、特にテキストは指定しません。
 参考図書としては、宇賀克也「新・情報公開法の逐条解説[第7版]」(有斐閣、2016年)、「個人情報保護法の逐条解説[第5版]」(有斐閣、2016年)を挙げておきます。
 また、大阪府や八尾市の情報公開条例、個人情報保護条例についても目を通しておくことが望ましいです。
成績評価の基準・方法  成績評価の基準・方法:レジュメの内容25%、レポートの内容25%、発表態度25%、議論への参加度25%を原則とし、授業に対する姿勢を総合評価します。
 授業への出席は前提条件ですが、出席だけでは単位は取得できませんので、受講者の授業に対する積極的な取組みを期待します。
この科目の履修にあたって  現代の高度情報化社会においては、行政、民間企業、個人のそれぞれにおいて、「情報」をいかに取り扱い、活用するかが大変重要となっています。
 情報公開制度や個人情報保護制度は、行政法の中で様々な分野に横断的に適用される一般法に属し、公務員にとっては、配属先に関わらず処理しなければならない共通事務です。また、民間企業に勤める者にとっては、情報公開制度は重要な情報収集の手段となります。さらに、個人情報の取扱いのルールは、官民を問わないプライバシー保護に関わる必須の知識です。
 このゼミで学んだこれらの制度に関する知識は、卒業後の社会活動の現場で必ず役立つものとなるでしょう。
オフィスアワー 各教員のオフィスアワー受付曜日・時間・場所については、本学Webサイトの「オフィスアワー」ページに掲載しています。
<アクセス方法>
大学Webサイトの[トップページ]→[キャンパスライフ]→[教務情報]→[オフィスアワー]
<URL>
http://www.keiho-u.ac.jp/campuslife/affairs/officehour.html

授業の内容や学習上の問題などについて質問や相談を行いたい場合は、実施曜日・時限を確認のうえ実施場所を訪れてください。
※なお、非専任講師については、担当授業前、終了後の教室や講師控室等での質問、相談を受け付けています。


第1回 オリエンテーション

自己紹介、このゼミの運営方法の説明、各回の報告担当グループの決定等

第2回 研究課題の報告、討論①

報告担当グループによる報告、質疑応答及び討論

第3回 研究課題の報告、討論②

報告担当グループによる報告、質疑応答及び討論

第4回 研究課題の報告、討論③

報告担当グループによる報告、質疑応答及び討論

第5回 研究課題の報告、討論④

報告担当グループによる報告、質疑応答及び討論

第6回 研究課題の報告、討論⑤

報告担当グループによる報告、質疑応答及び討論

第7回 研究課題の報告、討論⑥

報告担当グループによる報告、質疑応答及び討論

第8回 研究課題の報告、討論⑦

報告担当グループによる報告、質疑応答及び討論

第9回 研究課題の報告、討論⑧

報告担当グループによる報告、質疑応答及び討論

第10回 研究課題の報告、討論⑨

報告担当グループによる報告、質疑応答及び討論

第11回 研究課題の報告、討論⑩

報告担当グループによる報告、質疑応答及び討論

第12回 研究課題の報告、討論⑪

報告担当グループによる報告、質疑応答及び討論

第13回 研究課題の報告、討論⑫

報告担当グループによる報告、質疑応答及び討論

第14回 研究課題の報告、討論⑬

報告担当グループによる報告、質疑応答及び討論

第15回 研究課題の報告、討論⑭

報告担当グループによる報告、質疑応答及び討論