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    授業内容詳細

 演習ⅡA
   Seminar ⅡA in Law and Politics
授業科目区分
法学部専門教育科目・演習
担当者 西口 善規(准教授)
グレード G2
テーマ 過去に発生した重要事件の判例等を引用しながら、事件解決のプロセスと社会の変化に対応する捜査手法等について研究。
キーワード 犯罪と社会的背景,無罪判決に見る不適正捜査,捜査手法,取り調べと自白の証拠能力,捜査手法と証拠能力,犯罪鑑識と科学捜査,犯罪被害者対策,初動捜査と事件解決
開講年度
2018
開講時期
配当年次
3
単位数
2

授業の目的及び概要 過去に発生した事件事例を参考に、治安責任を担う警察が国民の理解と協力と信頼関係の上に立って事件解決するプロセスについて学び、社会正義とはいかにあるべきかについて研究する。演習は過去の判例を研究材料にして、社会的背景を考えつつ、いかに当該判決が導き出されたかについて研究していく。
履修条件
科目の位置づけ(DPとの関連) 法治国家における法の支配は、国家と国民の信頼関係の礎である。企業においてはコンプライアンス(法令遵守)は危機管理対策の要諦である。これからの社会運営の中核となる学生諸君が社会で活躍する上での思考や判断力の素地を学ぶことにより就業力の育成を図っていく。
学修の到達目標 犯罪捜査をテーマに自ら学び、自ら研究して、治安責任を有する警察作用の一端を担う捜査活動のプロセスを研究していくことにより、社会正義とは何かについて言及していく。また、グローバル化、SNSの普及、AI(人工知能)の発展等、変化する社会情勢に犯罪を取り巻く環境も日々変化していく中で、今後の治安対策が社会の変化にどのようにマッチングしていくかの将来展望について考察していく。
授業の方法 過去の事件判例を設定したテーマ(人的要件、罪種別要件、捜査手法、画期的な判例、無罪判決等)ごとに抽出して研究していくが、前半は教員が設定した課題について個別に研究し、集団討議の中で発表していく。これによって論点の解明力と判例解釈の能力を向上させ、これを発表することによるプレゼンテーション能力の向上を図ることを狙いとする。後半は班別編成をし、それぞれ研究テーマを設定して警察捜査と判決との関連性や影響力について研究発表していく。
授業外の学修(予習・復習等) 裁判の傍聴、警察本部の訪問、刑務所の訪問などによる課外学修を実施していく。
テキスト・参考書 指定する参考書はないが、刑法、刑事訴訟法の解説書、参考書を準備すること。
ポケット六法は必携とする。
成績評価の基準・方法 演習への取り組み姿勢を重視する。
1演習態度や演習への積極的な取り組みによるレポートの提出 40%
2コメントシート                     20% 
3中間、期末のプレゼンテーション             40%
この科目の履修にあたって 警察等の法執行機関が捜査し、公訴官としての検察官が公判請求(裁判請求)する起訴率は1982年は88.6%に対し、2013年は32.8%にまで下がっており、その背景には逮捕者数も約半分以下に減少していることと、不起訴処分の人数が約3倍に増加している。この背景には安易な捜査や自白偏重から冤罪を生み出した反省から、より適性捜査に重点を置いた結果となった。これまでの自白優先主義から証拠中心主義へと捜査の在り方が変遷していった過程を研究することにより、SNSやAIの普及等の社会構造が変化する中で治安対策を担う警察等の捜査活動がいかにこれに向き合っていくかを考察することが社会人として将来の発想力を醸成することに繫がると考える。
オフィスアワー 各教員のオフィスアワー受付曜日・時間・場所については、本学Webサイトの「オフィスアワー」ページに掲載しています。
<アクセス方法>
大学Webサイトの[トップページ]→[キャンパスライフ]→[教務情報]→[オフィスアワー]
<URL>
http://www.keiho-u.ac.jp/campuslife/affairs/officehour.html

授業の内容や学習上の問題などについて質問や相談を行いたい場合は、実施曜日・時限を確認のうえ実施場所を訪れてください。
※なお、非専任講師については、担当授業前、終了後の教室や講師控室等での質問、相談を受け付けています。


第1回 ガイダンス等

自己紹介と研究班編成の実施

第2回 捜査機関について

警察法を中心として捜査機関の概要の理解

第3回 捜査官の権限について

警察官職務執行法を中心とした執行官の権限の理解

第4回 司法手続きの流れについて

被疑者の逮捕から裁判までの流れについての理解

第5回 警察機関の歴史

日本の警察、世界の警察の歴史と変遷についての理解

第6回 プレゼンテーション①

これまで研究した内容を発表する。

第7回 プレゼンテーション②

同上

第8回 研究判例テーマの選定

研究事件判例の選定

第9回 課外授業

裁判所と公判傍聴

第10回 課題研究①

班別課題研究

第11回 課題研究②

同上

第12回 課外授業

交流会

第13回 課題発表①

課題研究の発表

第14回 課題発表②

同上

第15回 まとめ

授業の振り返り