トップページ | シラバス |  
 
    授業内容詳細

 刑事学Ⅰ
   Criminology Ⅰ
授業科目区分
法学部専門教育科目・刑事法系
担当者 漆畑 貴久(准教授)
グレード G3
テーマ  我が国における各種犯罪の現状とその対応について理解する。
キーワード 刑事学,犯罪原因論,犯罪学,刑法,刑事訴訟法,刑事政策,犯罪対策論,犯罪被害者
開講年度
2015
開講時期
配当年次
3・4
単位数
2
コース 3年生 (法)公務員コース基本科目(2012~2014年度入学生)
4年生 (法)公務員コース基本科目(2012~2014年度入学生)

授業の概要  刑事学・刑事政策学は、「犯罪の原因を探求し、これに基づき犯罪を防止するための国家・団体・個人による活動」である刑事政策を批判的に検討して、より合理的・効果的な諸原則の体系を探求しようとする学問であるといわれています。本講義では、我が国における犯罪の現状を把握し、その対策の在り方について考察していくことを予定しています。そしてその上で、こうした犯罪が発生する原因について、現代に至るまでにどのような考察がなされてきたのかについて紹介していくことを予定しています。
履修条件  特にありません。
科目の位置づけ・レベルなど  法学部専門教育科目のうちの刑事法系の科目になります。
 法学部公務員コースのコース基本科目です(特に警察官・消防官志望者)。
授業の到達目標  以下の事項が達成されることを通して、刑事法学的な物事の考え方ができるようになることを、この授業の目標とします。
①我が国の犯罪の現状・動向について、資料等に基づいて解説することができること。
②犯罪の動向から、その特徴を発見することができること。
③犯罪への対応の現状について説明することができること。
④犯罪への対応の現状に対する問題点を把握し説明することができること。
⑤犯罪の現状及び犯罪対策の現状に対する自己の見解を明示することができること。
⑥犯罪原因に関する諸理論について、概略を理解し、説明することができること。
授業の方法  講義方式で行います。
 授業に際しては資料(プリント)を配布する予定です。授業に出席する予定の方は、それぞれ資料を入手して授業に参加するようにしてください。授業においては、必要・重要と考えられる事項を自ら選択し、適宜、プリント内に書き込み、メモ書きする等の作業を行っていくようにしてください。
 マスコミ報道等を通じて犯罪等の事象に接し、それらを巡る様々な問題点等について考えてみるということを常に意識するようにしてみて下さい。
ICTの活用  授業で使用する資料は、NICE PORTALを通して配布する予定です。
授業外の学修  授業で使用する資料は授業前に配布します。授業前にこれを通読し、授業後には教科書その他の刑事学に関する文献資料を参照しつつ資料を見直して復習するようにして下さい。
テキスト・参考書 (テキスト)
 藤本哲也『よく分かる刑事政策』ミネルヴァ書房(2011年)。

(参考書)
 授業の際に適宜紹介します。
成績評価の基準・方法  学期末に実施する試験の結果で評価します。
履修上の注意事項や修学上の助言など  刑法総論、刑法各論、刑事訴訟法、少年法等の刑事系の科目を履修していることを前提に授業を進めます。受講を予定されている方は、それぞれ準備しておいてください(各科目の習得が必須というわけではありません)。
 受講態度が劣悪な受講生に対しては、退席、出席停止等の措置をとります。
教員の研究・人物紹介 -
オフィスアワー 木曜日 13:00~14:30 八尾駅前キャンパス4階 相談ラウンジ
大学院進学(法学系)、公務員試験対策、数学の基礎、法学の基礎、授業の質問


第1回 開講に当たって

 開講に当たっての諸注意等について説明した上で、我が国の刑事司法の全体像について概観します。

第2回 刑事政策の基礎

 刑事政策を検討する上での基本的事項等について紹介します。

第3回 犯罪現象とその対応

 我が国における犯罪現象の動向等について概観します。

第4回 交通犯罪・女性犯罪

 交通犯罪並びに女性による犯罪の現状と対策について概観します。

第5回 薬物犯罪

 薬物犯罪の現状と対策について概観します。

第6回 精神障害者による犯罪

 精神障害者による犯罪の現状と対策について概観します。

第7回 暴力団犯罪

 暴力団犯罪の現状と対策について概観します。

第8回 常習犯罪・来日外国人犯罪

 常習犯罪・来日外国人犯罪について検討します。

第9回 私的生活と犯罪

 ストーカー、児童虐待、配偶者間暴力等について検討します。

第10回 犯罪原因論(1)

 犯罪の原因に対する理論的考察の基本的な枠組みについて紹介し、理論犯罪学の歴史的な推移等について検討します。

第11回 犯罪原因論(2)

 生物学的原因論について検討します。

第12回 犯罪原因論(3)

 心理学的原因論について検討します。

第13回 犯罪原因論(4)

 社会学的原因論について検討します。

第14回 犯罪原因論(5)

 最近の犯罪原因論の新しい動向について検討します。

第15回 まとめと評価

 まとめと評価を行います。