トップページ | シラバス |  
 
    授業内容詳細

 刑法総論Ⅰ
   Criminal Law : General Part Ⅰ
授業科目区分
法学部専門教育科目・刑事法系
担当者 佐藤 雅美(教授)
グレード G2
テーマ 犯罪の一般的成立要件について考える(その1)。
キーワード 犯罪,刑罰,罪刑法定主義,構成要件該当性,違法性
開講年度
2016
開講時期
配当年次
3・4
単位数
2
コース 2年生 (法)学部基本科目
3年生 (法)学部基本科目
4年生 (法)学部基本科目

授業の概要  刑法総論は、刑法典第一編「総則」を対象にして、どの犯罪にも共通する一般的な犯罪成立要件の意義内容を考える科目です。刑法典第二編「罪」やその他の刑罰法規に定められたさまざまの犯罪類型を対象にして、個々の具体的成立要件を考える刑法各論とは異なる科目です。
 刑法総論Ⅰでは、「構成要件該当性」「違法性」「責任」という三つの犯罪成立要件のうちの前二要件である「構成要件該当性」及び「違法性」の意義内容を考えます。
履修条件  特にありません。
科目の位置づけ・レベルなど  法学部専門教育科目の中の基本科目(G2)です。いずれのコースを選択するにしても、履修することが望ましい科目の一つです。
 なお、本科目の履修が佐藤担当の刑法総論Ⅱを履修するための条件となります。
授業の到達目標  犯罪の概念は、重大な不利益をもたらす刑罰が制裁として科されることになるため、厳格かつ精密なものであることが求められます。厳密な概念をもった用語から構成され、体系性と論理性が重視されるのが刑法の世界です。法が保護する権利・利益を侵害する、生活世界に生起する具体的行為が「犯罪」として捕捉されるために、事実的行為が備えていなければならない法的・規範的要件・属性について考えることが授業の主眼です。それを通じて、使い慣れた言葉の意味や用語法を反省し、論理的で合理的な認識や表現とは何かということを学ぶことができます。本科目は、刑法総論Ⅱと併せて履修して、完結します。
授業の方法  毎回、予定授業内容に関連するテキストの該当部分を要約したレジュメを作成・配布し、それに即して授業を行います。
 下記のテキストは、授業においても利用しますが、予習・復習に活用し、自力で内容を読み取る努力を期待します。
ICTの活用  特に予定していません。
授業外の学修  教科書をじっくり読む予習を心がけてください。
テキスト・参考書  山口厚『刑法(第3版)』(有斐閣)の該当部分をテキストとして利用します。
 なお、佐藤担当の刑法総論Ⅱ並びに刑法各論Ⅰ及び同Ⅱの授業においても、刑法総論及び同各論の全体を包括している本書をテキストにする予定です。
成績評価の基準・方法  学期末試験の成績(70%)、択一式小テストの受験・課題レポートや授業への取組み等(30%)を総合的に判断して、成績評価します。
履修上の注意事項や修学上の助言など  本科目の履修が佐藤担当の刑法総論Ⅱの履修条件です。
教員の研究・人物紹介  刑法解釈だけでなく、刑罰の意義や刑事司法システムの在り方にも関心を持っています。
 映画鑑賞が趣味です。いつでも質問や相談に応じる用意があります。
オフィスアワー


第1回 第1編 序論 第1章 刑法 第2章 刑法の基礎

・授業の進め方と注意事項
・刑法の意義
・刑法の基礎

第2回 第3章 罪刑法定主義(1)

・総説
・法律主義
・事後法の禁止

第3回 同 罪刑法定主義(2)

・刑罰法規の適正

第4回 第2編 総論 第1章 犯罪論の体系 第2章 構成要件該当性(1)

・犯罪論の体系
・構成要件該当性の意義
・主体

第5回 同 構成要件該当性(2)

・行為及び結果
・因果関係(1)

第6回 同 構成要件該当性(3)

・因果関係(2)
・間接正犯

第7回 同 構成要件該当性(4)

・不作為犯(1)

第8回 同 構成要件該当性(5)

・不作為犯(2)
・主観的構成要件要素

第9回 第1回択一式小テスト

・罪刑法定主義~構成要件該当性

第10回 同 第3章 違法性(1)

・総説

第11回 同 違法性(2)

・正当行為
・正当防衛(1)

第12回 同 違法性(3)

・正当防衛(2)

第13回 同 違法性(4)

・緊急避難

第14回 同 違法性(5)

・被害者の同意
・実質的違法阻却

第15回 第2回択一式小テスト まとめ

・違法性
・学期末試験について