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    授業内容詳細

 ジェンダーと法
   Gender and Law
授業科目区分
法学部専門教育科目・学際科目
担当者 菅原 絵美(准教授)
グレード G2
テーマ ジェンダー(社会的性差)に関する諸問題とその法的解決策
キーワード ジェンダー,社会的性差,社会的差別,女性の地位の向上,男女共同参画社会
開講年度
2015
開講時期
夏季集中
配当年次
2・3・4
単位数
2

授業の概要  <ジェンダー>や<性差別>といった言葉で語られるさまざまの社会・文化的事象やその法的諸問題について、実務の視点を交えながら分かり易く説明します。それだけでなく、<男>や<女>である皆さんがこれまでの生き方や価値観を反省し、お互いを生かし合うためにどのような考え方や関係が望ましいのかといった今後の自らの生き方に関連させて考えてもらう場を設定します。

 本講義は、ストーカー、ドメスティック・バイオレンス、セクシュアル・ハラスメント、雇用における男女差別などに関する身近な具体例や判例を取り上げ、皆さんが問題の深刻さを理解し、法的なものを含むどのような解決策があるのかを考えることができる内容として構成されています。
履修条件  当科目を履修するに当たって事前に単位を取得しておかなければならない科目はありません。もちろん、憲法(人権)や親族法・相続法、労働基準法、刑法各論などの基礎知識があるに越したことはありませんが、それらの科目を履修していない学生でも、本講義を通じて、問題意識をもって正規の法律科目へ入っていけるようになるでしょう。
科目の位置づけ・レベルなど  法学部専門教育科目のうち、「子どもと法」などと並ぶ学際科目群の一つです(G2)。とくに当科目は、公務員コース(警察官・消防官モデル)のコース・モデル関連科目に属しています。
 
授業の到達目標 (1)家庭・職場・社会でみられる様々な性差別やそれにかかわるジェンダーの問題に敏感になり(ジェンダー・センシティブ)、それに対する解決策を見出そうとする意欲を持つことができる。
(2)「性差別」の問題状況とそれに対して現在用意されている法的解決策の概要を他者に説明することができる。
授業の方法  春学期終了後、夏季集中講義形式で行います。

 本講義は、労働・家族・民事・刑事のさまざまの分野で生ずる紛争の解決に従事する三名の弁護士、また、暴力を振るってしまうことで自ら悩んでいる男性を主に対象としてカウンセリングを行っている実践家、そして、研究者でもある本学教員によるリレー方式を採っています。各担当者が一日3コマの授業を行います。

【注】 講師の先生方の事情などにより「授業計画」に書かれている内容・順序に変更が生じることがあります。具体的な進め方については教場でお知らせします。

 また本講義は、当日用意されたレジュメや資料に即して進められます。時折、講師が皆さんに質問を投げ掛け、意見を求めることもあります。皆さんからも積極的に質問・意見を出してほしいものです。
ICTの活用  講師の先生方の授業の進め方に合わせて、ICTの活用をお願いします。
授業外の学修  集中講義前に下記の参考図書を通読したり、新聞やニュースなどでジェンダー、共生、男女共同参画社会といったキーワードに関する最近の出来事や動向を把握し、関心を高めてください。
 また集中講義実施時には、当日の授業内容の復習、また期末レポートに向けて自身の関心事に関する資料や文献を読むなど、「深掘り」に挑戦してみてください。
テキスト・参考書  全日程を通じて用意すべきテキストはありません。

 参考書として、次のものをあげておきます。金城清子『ジェンダーの法律学』(有斐閣、2007年)、辻村みよ子『ジェンダーと法〔第2版〕』(不磨書房、2010年)、角田由紀子『性差別と暴力』(有斐閣、2001年)など。

 その他、<男らしさ>や<女らしさ>、<ジェンダー>、<共生>、<男女共同参画社会>といった言葉を用いた著書のいずれもが参考になるはずです。
成績評価の基準・方法 * 平常点(70%)と最終日に提出してもらう期末レポート(30%)で評価します。

(1) 平常点は、毎日の講義への出席と授業中の取り組みが評価の対象となります。

(2) 期末レポートは、課題に即して、どれほど的確かつ説得的に主張内容が展開されているかによって、良否が判断されます。
履修上の注意事項や修学上の助言など * 講義への主体的・意欲的関わりを期待します。さまざまの分野で実務に従事しておられる諸先生方の経験に基いた興味深い話が聞けるはずです。

* 真夏の集中講義となりますが、はじめからおわりまで「集中」していきましょう。はじめからおわりまで講義へ出席して講師の話をきちんと聞き、自分で内容をまとめておくことは、期末レポートを執筆する際に極めて重要となります。安易に欠席・遅刻・早退をすることなく「定刻主義」でいきたいものです。
教員の研究・人物紹介  当科目でコーディネーターを務める菅原絵美については下記の通りです。
国際法および国際関係論の視点からビジネスと人権、企業の社会的責任をめぐる問題を研究しています。学術研究はもちろん、実際に企業、NGO、国際機関、政府など様々なアクターとのパートナーシップの経験もあり、理論と実践のダイナミズムを重視した講義を目指します。
趣味は、お酒と料理、そして日本古代史読書(邪馬台国ものや飛鳥時代)など。
オフィスアワー
火曜日 16:10~17:40 八尾駅前キャンパス4階 相談ラウンジ
大学院進学(国際関係系)、法学の基礎、英語の基礎


第1回 家族法におけるジェンダー問題(1)

弁護士の先生による、家族法領域におけるジェンダー論の授業(第1日目①)

第2回 家族法におけるジェンダー問題(2)

弁護士の先生による、家族法領域におけるジェンダー論の授業(第1日目②)

第3回 家族法におけるジェンダー問題(3)

弁護士の先生による、家族法領域におけるジェンダー論の授業(第1日目③)

第4回 刑事法におけるジェンダー問題(1)

弁護士の先生による、刑事法領域におけるジェンダー論の授業(第2日目①)

第5回 刑事法におけるジェンダー問題(2)

弁護士の先生による、刑事法領域におけるジェンダー論の授業(第2日目②)

第6回 刑事法におけるジェンダー問題(3)

弁護士の先生による、刑事法領域におけるジェンダー論の授業(第2日目③)

第7回 労働法におけるジェンダー問題(1)

弁護士の先生による、労働法分野におけるジェンダー論の授業(第3日目①)

第8回 労働法におけるジェンダー問題(2)

弁護士の先生による、労働法分野におけるジェンダー論の授業(第3日目②)

第9回 労働法におけるジェンダー問題(3)

弁護士の先生による、労働法分野におけるジェンダー論の授業(第3日目③)

第10回 性暴力と臨床心理(1)

カウンセラーの先生による、臨床現場からのジェンダー論の授業(第4日目①)

第11回 性暴力と臨床心理(2)

カウンセラーの先生による、臨床現場からのジェンダー論の授業(第4日目②)

第12回 性暴力と臨床心理(3)

カウンセラーの先生による、臨床現場からのジェンダー論の授業(第4日目③)

第13回 ジェンダー問題に対する法的解決(1)

コーディネーター(本学教員)による講義のまとめ(最終日①)

第14回 ジェンダー問題に対する法的解決(2)

コーディネーター(本学教員)によるレポート作成の指導(最終日②)

第15回 ジェンダー問題に対する法的解決(3)

受講生によるレポート作成(最終日③)